2018年1月10日水曜日

アクトの日

9月10日(日)、姫路市民会館にて「全国統一アクトの日」を姫路ローターアクトクラブ、姫路獨協大学ローターアクトクラブ合同ホストにて開催いたしました。
全国統一アクトの日とは、全国のローターアクターが一斉に奉仕活動を行い、市民への情報発信をするとともに、ローターアクターの意識向上を目的とした地区行事です。
今年度は、一番身近な社会奉仕である献血についての理解を深めるため、献血セミナーを行いました。
まず午前は、ローターアクト第2680地区の会長・幹事で集まり、地区連絡協議会を行いました。それぞれのクラブの活動報告、今年度スケジュールの確認、夢語り例会についての審議(クラブ会員の夢について語って頂く例会を今年度一度設けて頂くよう地区から各クラブへお願いしております)、会員増強についての情報交換、提出書類についての確認などを行い、改めて地区内の連携を強めることができました。
そして午後は兵庫県赤十字献血センター姫路事業所長の藤田様より、「明日の命のために」というテーマでご講演を頂きました。
ご講演では、阪神淡路大震災がボランティア元年と言われており、当時若者から年配の方まで多くの方が献血をするために長蛇の列を作っていたこと、しかし年々若年層の献血離れが進み、10年後には少子高齢化も合わさって深刻な献血不足が起こると言われている事などを伺いました。10年後、自分たちの大切な人が献血を必要とした時、十分な献血がないかもしれないという厳しい現実に、若年層の献血に対する意識向上が不可欠である事を感じました。
また、輸血のうち8割は病気の治療に使われているということで、「アンパンマンのエキス」という4歳の男の子のVTRをご紹介頂きました。男の子は小児がんと戦っており、自ら血液をつくる事が出来なくなってしまったため、輸血を必要としていたそうです。そして彼は輸血をすると元気になる事を知っていたため、輸血を「アンパンマンのエキス」と呼び、アンパンマンが自分を助けてくれていると信じていました。お母さんの、「輸血のお陰で当初余命1ヶ月と言われていたところを10ヶ月生きることが出来、夢であった家族との遊園地も叶える事が出来た。家族との大切な時間を過ごす事が出来たことに、ありがとうと何回も言いたい」というお言葉が、非常に心に響き、誰でもアンパンマンになれるのだという勇気を頂きました。
そしてご講演のあとは、「あなたが血液センターのスタッフなら?」というテーマで、ワクワクするような若年層献血推進のための献血センター作りについてワークショップを行い、各チームそれぞれどんな場所だったら献血に多くの人に来てもらえるかという事を話し合いました。美容院やネイル、マッサージを受けながらの「ながら献血」、部屋を和室にして布団を敷くという「お昼寝型献血」、相席居酒屋ならぬ「相席献血」などワクワクする多くの案が出て来ており、非常に活気溢れるワークショップとなりました。
この1日は、参加した皆さんが改めて献血に対する姿勢を考える日になったのではないでしょうか。今回は、ロータリアン、ローターアクト、ローターアクト学友会、青少年交換学友会を併せ総勢50名以上の皆様にご参加頂き有意義な活動となりました。ご参加頂いた皆様、そしてホストを務めて頂いた姫路ローターアクトクラブ、姫路獨協大学ローターアクトクラブの皆さん、本当にありがとうございました。

釜谷 知沙子